「放電加工機」って何?
使用する電極で製品の形をしている ↓
放電加工機とは,電極と工作物との間に電圧をかけて接近させることにより,両方の間に放電(空間を電気が流れること)がおこり,その放電によって生じた熱で工作物を溶けして加工するものです。
電極に細い線を用いるものはワイヤー放電加工,一定の形をした電極を用いるものは形彫放電加工機とよばれます。
ワイヤー放電加工機では、細い金属線(ワイヤ)を使って工作物を切断などし,形彫放電加工機では例えば製品(雄型)の金型(雌型)を作るときには製品と同じ形(雄型)の電極を用いて工作物を加工していきます。
細いスリットなどの微細形状加工が容易で,切削では難しい硬い材料やねばる材料など切削ができます。発生する余分な熱をとるため絶縁性のある液体に入れて使います。
中央上部に電極,下部に液体に入った加工物がある →
←ワイヤー放電加工機のワイヤー部分。中央上下に電極であるワイヤーがある
←放電加工機(形彫)
中央に電極が見え,その下の絶縁液中に工作物が入っている。